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BMWザウバーの今年を振り返る-マリオ・タイセンQ&A


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F1-Live.com - 26/10/06 13:17

BMWザウバーのチーム代表を務めるマリオ・タイセンは、F1デビューイヤーとなった今シーズンのできを誇りに思っているようだ。

チームは当初の予想を上回る結果を残し、コンストラクターズ選手権5位を獲得しており、将来的にも期待が持てるシーズンとなった。

Q: BMWザウバーにとって今シーズンはデビューイヤーでしたが、あなたの評価はいかがですか?
マリオ・タイセン: われわれが今年成し遂げてきたものは、当初の予想を大きく上回るものだった。今シーズン、チームはF1参戦初年度ながら、表彰台を2度獲得することができたんだからね。これは、必ずしも予想できるものではなかったはずだ。しかし、もっと重要な点は、チームがシーズンを通して常にパフォーマンスを改善してきたことで、道を誤ることなく前進し続けてきたこと。だが、本当に満足することができるのは、トップチームとのギャップを埋めた時に初めてできるだろう。

Q: あなたにとっての今シーズンの成果を聞かせてください。
タイセン: われわれは大きな進化を遂げてきた。まずは今シーズンのマシン発表に始まり、昨年の冬のテストでは多くの周回を重ねてきたし、その後には、チームスタッフの補強を行った。風洞については2シフト制で稼働させる体制が整えられ、さらに10月の下旬には、3シフト制が予定より早く導入されることとなっている。多くの作業が、計画の段階から現実へとシフトしているんだ。これは、決して公になることはなかった。外から見ただけだと、おそらく表彰台を獲得できたことが、今シーズンの最も大きな成果と見られるだろう。しかし、私としては、新チームがコース上でのパフォーマンスを後退させることなく競争力を付けていったことの方が、より満足できるものだった。これは、これまで述べてきたわれわれの手段が機能しているという何よりの証拠だろう。

Q: では、今シーズンで苦しかった時はいつですか?
タイセン: われわれが期待して臨んだグランプリで、クラッシュやアクシデントの影響でレースをリタイアしなければならなかった時だね。インディアナポリスやイスタンブール、それに上海でのレースがそうだった。この影響で、多くのポイントを失ってしまったよ。もちろん、テクニカルトラブルでリタイアすることになったり、特定のサーキットでマシンに十分な速さがなかったりした時もうれしくはないね。しかし、この失敗から学ぶことで、マシンの一層の開発に指針を与えてくれたよ。

Q: チームの1番の強みは何ですか?
タイセン: 山ほどあるよ。2005年には、マネジメントの面でその先数年間に向けて大まかな計画を立案する必要があった。その後の冬の間、われわれは若いチームに必要となる専門性と資金を支援してくれる、いくつかの力強いパートナーと手を組むことができたんだ。また、シーズンが進むにつれて、極めて有望なドライバーラインアップを形成してきた。トラック外での結果という点では、1年前に舞台裏で始まったわれわれの挑戦は、最終的に実る形となったね。

Q: 改善点があるとすれば、それはどこになりますか?
タイセン: 2年計画でトップチームと力で互角に渡り合うことを目指しており、今チームはまだその通過地点にいるに過ぎない。現状では、まだ開発の面でそのレベルには達していないしね。スピードの面でも、実施している計画量の面でも十分ではないのが実情だ。だが、ファクトリーが完成し必要とされるクルーが一丸となれば、2007年のシーズン終了までに今あるギャップは縮まるはずだ。

Q: 新しいチームを立ち上げることという決断に、なんら不安は感じなかったのですか?
タイセン: それはないよ。

Q: ヒンウィルのファクトリーの建設状況はいかがですか?

タイセン: 現段階では既存のファクトリーと風洞施設の間には、かなりの距離がある。新建屋の建設は、数週間の内に着工されることになっているから、2007年の終わりには、そこへ作業の場を移す準備ができているはずだ。

Q: 新たにチームに加わることになりそうなメンバーは何人いますか? また、スタッフはどれくらいの数になりそうですか?
タイセン: 今のところ、150人の新体制を予定しているが、その内の100人までは確保しており、日程的には遅れてはいない。

Q: 新車F1.07の開発はいつごろから始められたのですか?
タイセン: 新車の計画については、今年の5月に初めてアイデアが出された。そして8月から、ヒンウィルの空力部門が来シーズンのF1.07の開発作業に取り組んでいる。本格的なクルマのデザインについては、9月から同じ場所で作業が始まっているんだ。

Q: 今年はV8エンジンへ移行した年でしたが、これについてどのように評価していますか? タイセン: エンジン仕様の切り替えに関しては、準備のための十分な時間が得られなかった。開発自体がシーズンにずれ込んだので、前半戦はすべての自動車メーカーが信頼性の問題で苦労していたよ。しかし、現段階ではV10からの移行は完了しており、信頼性、エンジン出力を見てもV8エンジンはV10エンジンのレベルに到達していると思う。

Q: FIAのエンジンのホモロゲーションに対して、提出したエンジンには満足していますか?
タイセン: 満足している。シーズン後半の間、ミュンヘンのエンジニアらは、パワーと信頼性で素晴らしいコンビネーションを生み出すことに成功している。この先数年の間で、そのエンジンはチームに大きく貢献してくれるはずだ。

Q: BMW自身のF1チームを所有することで、会社として利益向上につながっているのでしょうか?
タイセン: われわれはF1を単にマーケティングの基盤として見ているだけでなく、会社の技術促進を目指している。他のチームにも言えるだろうけどね。2005年まで、われわれはエンジン技術や電子技術に注目していたのだが、新しいチームになってからは、特に空力という別の分野に注目しているんだ。そこに、F1活動と市販車開発との間の相互作用があるんだと思う。

Q: BMWザウバーのドライバーラインアップは2007年、どうなりますか?
タイセン: 2007年はニック・ハイドフェルドとロバート・クビサがレースドライバーを務める。19歳のセバスチャン・ベッテルは、レギュラーテストドライバーに起用することにした。

Q: その3名をどのように評価されますか?
タイセン: われわれはドライバー陣にとても満足しているし、今の時点では、将来的に見ても楽観的でいられるよ。

ニック(ハイドフェルド)は経験豊富。F1キャリアもそうだし、チームとの関係も長いからね。彼は過去にもザウバーで走っていたし、2007年でBMWとかかわって3年目になる。だから、彼はチームにとても馴染んでいて、作業のやり方だってよく分かっているだろう。それに、今シーズンを見ても力強いパフォーマンスを見せてくれた。特に、ウエットのレースではね。チームのポイントの多くはニックが獲得したものであり、昨年は8位だったコンストラクターズ選手権も、今年は5位で終えることができたんだ。

ロバート(クビサ)は21歳でチームのテストドライバーに起用されたんだが、それからまだ1年とたっていない。それでも、彼はテストや金曜日フリー走行で、とても印象深い走りを見せてくれた。その結果として、ブダペストでレースシートを獲得したんだ。その後、なんと参戦からわずか3レース目で表彰台に上ったんだよ。彼のパフォーマンスを見たからこそ、2007年のレースドライバーに起用することを決めたんだ。

ロバートの走りは、若手ドライバーに対するF1へのドアを開いたんだ。そこで現れたのが、19歳のセバスチャン・ベッテルだ。セバスチャンは6歳でモータースポーツを始め、ジュニアカテゴリーで大きな成功を収めてきたが、初めてグランプリウイークに参加した時は、F1マシンでのテスト走行をさほど経験していなかった。しかし、彼はロバートから金曜日のフリー走行の役目を引き継いですぐに、素晴らしい結果を残したんだ。彼のラップタイムだけではなく、チームとのセットアップ作業についても言えること。彼の成長は、来年のテストドライバーに起用する理由として、十分だったよ。

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